更新:2025年7月28日
遺品整理をはじめる方にとって、内容や費用の悩みなど分からないことが多くなかなか整理が進まないと悩まれている方も多くおられます。
いざ遺品整理を業者に依頼する際にも見積もりが思った以上の金額なってしまったりすることも。
今日は「きずな屋」のベテランスタッフが、遺品整理の悩みの一つ料金について保険を活用しながら整理を進める方法を考えてみたいと思います。
1.遺品整理にはいくらかかる?費用の基本と背景
1-1 遺品整理とはどんな作業か
1-2 作業内容と費用相場の目安
1-3 家族が全額負担?よくあるトラブルと注意点
2.生命保険で遺品整理費用はまかなえる?
2-1 保険金の使い道に制限はあるのか
2-2 遺品整理費用に充てる際の注意点
2-3 保障額の考え方と保険設計のポイント
3.保険で遺品整理をカバーする特約・商品はある?
3-1 家財保険・損害保険に付帯される清掃関連特約
3-2 保険会社と遺品整理業者の連携サービス
3-3 終活保険に「遺品整理付きプラン」はあるのか
4.保険で備えるメリットと落とし穴
4-1 家族への経済的・心理的な負担を減らす
4-2 保険契約時に確認すべきポイント
4-3 「何に備える保険か」を明確にしておく重要性
5.保険と遺品整理のプロに早めに相談しよう
5-1 生前整理と終活設計をあわせて考える
5-2 自分らしく備えるために、家族と共有しておくこと
6.まとめ
3分でわかる!料金紹介ムービー
1.遺品整理にはいくらかかる?費用の基本と背景
1-1. 遺品整理とはどんな作業か
遺品整理とは、故人の遺した家具や衣類などの遺品や思い出の品などを整理し、仕分けや処分、供養を行うことです。
単に片付けるだけでなく、形見分けや貴重品の整理など遺品の中から必要なものと不要なものの整理をすることが重要です。
遺族、親族だけで行うのが困難な場合、専門の遺品整理業者に依頼することも増えてきています。
1-2. 作業内容と費用相場の目安
遺品整理の費用は、部屋の広さや物の量、作業の内容によって大きく異なります。
ふだんなじみのない遺品整理という作業の料金はイメージしずらいものですが、きずな屋では30万円ほどの遺品整理料金になることも多いです。
さらに、遠方への出張費用や特殊清掃、家屋の補修が必要な場合は追加料金が発生します。これらは業者によっても異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
1-3. 家族が全額負担?よくあるトラブルと注意点
例えば、費用負担を拒否する親族がいたり、一部の家族だけが費用を負担して不満を抱えたりするケースも考えられます。
トラブルを避けるためにも、費用の見通しを立て、家族、親族で話し合いを進めておくことが大切です。
2.生命保険で遺品整理費用はまかなえる?
2-1. 保険金の使い道に制限はあるのか
生命保険や死亡保険で支払われる保険金には、法律上の使途制限はありません。
受取人が自由に使える資金であるため、葬儀費用や納骨費用だけでなく、遺品整理の費用に充てることも可能です。
つまり、遺品整理のための専用保険はありませんが、保険金を活用して間接的に遺品整理費用をまかなうことができます。
2-2. 遺品整理費用に充てる際の注意点
ただし保険金を受け取る人と実際に費用を支払う人が異なる場合には、費用負担に不公平が生じることもあります。
そのため、誰が保険金を受け取るのか、費用負担をどのように分担するのか、事前に家族間でしっかり話し合うことが重要です。
また、受け取る保険金の額が高額の場合は相続税の課税対象になることもあるため、税務上の注意も必要です。
2-3. 保障額の考え方と保険設計のポイント
葬儀費用や納骨費用に加え、遺品整理や引き継ぎにかかる費用も考慮して、あらかじめ必要な保障額を設定しておくことが望ましいです。
葬儀費用は約50万~150万円程度、遺品整理費用は30万~80万円程度、その他の費用も含めた金額を想定して補償内容を検討することもあります。
ご自身、家族の保険の設計の際には、こうした内容も意識しながら家族の負担をできるだけ減らせるよう検討しましょう。
3. 保険で遺品整理をカバーする特約・商品はある?
3-1. 家財保険・損害保険に付帯される清掃関連特約
一部の火災保険や家財保険では、事故や孤独死などによる特殊清掃や原状回復の費用を補償する「清掃特約」が付帯していることがあります。
これにより、一定の清掃費用が保険でまかなえる場合があります。
3-2. 保険会社と遺品整理業者の連携サービス
保険会社によっては、遺品整理業者と提携しており、契約者に対して割引や優先的な紹介サービスを提供している場合もあります。
こうしたサービスを利用することで、遺品整理をスムーズに進めやすくなり、費用面でもメリットがあります。
保険会社の窓口や代理店に相談し、提携状況を確認するとよいでしょう。
3-3. 終活保険に「遺品整理付きプラン」はあるのか
近年注目されている「終活保険」や「エンディングサポート保険」には、葬儀費用だけでなく遺品整理費用もパッケージ化されている商品が一部存在します。
まだ広く普及しているわけではありませんが、終活への関心が高まる中で、こうした商品は今後増えていくことが予想されます。
4. 保険で備えるメリットと落とし穴
4-1. 家族への経済的・心理的な負担を減らす
遺品整理費用を保険で準備しておくことは、突然の出費に慌てることなく対応できるだけでなく、残された家族にとって心理的な安心材料にもなります。
費用負担の心配が軽減されることで、故人の想いを大切にしながら整理作業に専念できます。
4-2. 保険契約時に確認すべきポイント
保険契約の際には、健康状態や既往症などを正確に告知することが求められます。
告知義務違反があった場合、保障が受けられなくなることもあります。
また、保険金の使い道に制限がある場合があるため、契約内容をよく理解したうえで加入することが重要です。不明点は保険の専門家に相談しましょう。
4-3.「何に備える保険か」を明確にしておく重要性
漠然とした目的で加入すると、必要な時に保険金が十分に使えないリスクがあります。
葬儀費用、遺品整理費用など具体的な使途を想定し、必要な保障内容を整えておくことが大切です。
明確な目的を持った保険設計が、ご家族の安心につながります。
5. 保険と遺品整理のプロに早めに相談しよう
5-1. 生前整理と終活設計をあわせて考える
遺品整理は、亡くなった後だけでなく生前整理として取り組むことも増えています。
生前に整理を進めることで、残された家族の負担を大幅に軽減でき、トラブル防止にもつながります。
保険や相続の準備と合わせて、終活全体の計画として考えることが望ましいです。
5-2. 自分らしく備えるために、家族と共有しておくこと
保険の内容や希望は家族で共有しておくことが重要ですが、遺品整理も例外ではないのではないでしょうか。
万が一の際に備え、費用の使い道や整理の進め方について話し合いを重ねることで、ご家族が安心して対応できる環境を整えましょう。
6.まとめ
遺品整理と保険の活用について今回は考えてみましたが、どちらもじっくりとした準備と目的を決めることがとても重要です。
いざという時に慌てないためにも、ご自身の希望やご家族の想いなどゆっくり話し合っておきたいものですね。
遺品整理の専門家の「きずな屋」では、遺品整理のお悩みやお困りごとをベテランのスタッフが丁寧に相談、解決させていただいております。
実際に遺品整理を始めるときには思わぬ悩みが出てくるものですので、お気軽にご相談ください!
この記事の監修者した人

株式会社 きずな屋 代表取締役 久保田満
遺品整理やゴミ屋敷片付けの現場を長年担当してきたベテラン中のベテラン。
遺品整理やゴミ屋敷片付けの現場を的確に把握し信頼性の高い見積もりをお客様に提示することが高く評価されている。日々丁寧な仕事を心掛け様々な現場へを周りお客様の故人との思いをより反映できるような遺品整理を目指している。
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