更新:2023年8月8日
遺品整理で皆さんが一番悩むのが、家具の処分方法ではないでしょうか。
私たちへのお問い合わせでも、家具に関するお悩みはとても多く聞きます。
ここでは、家によくある家具をご紹介し、その処分のポイントについてご説明します。
家具は大きく、重いものが多いため処分はご家族だけではとても大変です。
様々な方法をご紹介しますので、少しでもこの記事をお役立ていただけたらと思います。
目次
1.こんな家具あるある!よくある古い家具についてご紹介します
1-1 大きな婚礼セット
1-2 古めかしくて大きな生活家具
1-3 The和風!伝統的な和家具
2.家では使えない家具の処分方法を解説します
2-1 婚礼家具は処分するのがおすすめ
2-2 ダイニングセットやソファなどはリサイクルが可能な場合も
2-3 伝統家具は専門のリサイクルショップなどを利用
3.処分に困ったら、専門業者へ
3-1 業者に頼めば一度で家の中がスッキリ
3-2 お気軽にご相談ください
4.まとめ
1.こんな家具あるある!よくある古い家具についてご紹介します
私たちが遺品整理に伺うお宅にあるのは、
据え置かれて数十年以上経つ家具ばかりです。
ここではそんなお家にある代表的な家具をご紹介します。
皆さんもご存じの家具ばかりなので、
ご実家の部屋の中を思い浮かべながら読んでみてください。
1-1 大きな婚礼セット
かつて結婚の際に花嫁が持たされたのが、婚礼家具です。
だいたいの家には置いてある印象です。定番のセットとしては
● 洋服ダンス(コートやスーツなどを収納)
● 和ダンス(着物や和装小物を収納)
● チェスト(引き出し)
の3点で、これにドレッサー(鏡台)が付くものもありました。
いずれも丈夫な木材で作られています。外は無垢材、中は桐材を使うものが多いです。
実際持ち出すには非常に大きくて重く、一般の方が動かすのは大変な作業です。
1-2 古めかしくて大きな生活家具
用途の数だけ家具が置かれているのが、遺品整理に伺うお家の特徴でもあります。
● TVボード・リビングボード
● ソファセット
● 食器棚
● ダイニングテーブル(6人掛けが多い)
と、決して狭くはない空間に家具がびっしりと置かれていたりします。
サイズやデザインも現在の生活スタイルには合わないことが多く、
自宅で引き取って使うのが難しいという声をよく聞きます。
1-3 The和風!伝統的な和家具
着物を入れる桐ダンスや金具のたくさんついた仙台箪笥などの伝統的な家具も、古いお家によくみられるものです。
これらの家具は「和」を代表する家具ともいえます。
日本人の生活に長く溶け込んできましたが、昨今の生活習慣の変化に伴い、需要は減ってきています。
しかしながらその和風のデザインを愛好する方も多く、近年では海外からも注目されています。
2.家では使えない家具の処分方法を解説します
先ほどご紹介した家具はほんの一部ですが、
ご実家の部屋の中を想像して「あるある」と思われた方も多いと思います。
非常に丈夫でまだ使えるものも多いのですが、
ご自宅で使い道がないのであれば処分することをおすすめします。
ここでは具体的な家具の処分方法についてご説明します。
2-1 婚礼家具は処分するのがおすすめ
婚礼家具セットについては自宅で使うことが難しいため、
もったいないとは思いますが処分するのがおすすめです。
自治体で粗大ごみとして回収してもらうこともできますが、
大きくてとても重く移動させるだけでも手間がかかります。
出張買取りや専門業者による引き取り・処分がベストだと思います。
2-2 ダイニングセットやソファなどはリサイクルが可能な場合も
ダイニングセットやソファセットなどは、現代の生活でも使われるものです。
リサイクルショップでの買い取りやフリマサイトなどでの出品が可能です。
ただし、キズやヒビなど状態が悪いものは買い取ってもらえない場合があります。
また有名ブランド(カッシーナ・カリモクなど)のもののほうがより高く売れる印象です。
購入時に高かったからといって、高値での買取りはあまり期待できないかもしれません。
2-3 伝統家具は専門のリサイクルショップなどを利用
逆に桐ダンスや工芸ダンスといった伝統家具は、
専門のリサイクルショップを利用して買い取ってもらえる可能性があります。
このような買取り業者は伝統家具を専門に扱っていますので、
思わぬ高値で買い取ってもらえたというお話も聞いています。
とはいえ、やはり状態の良いもののほうが高く売れる傾向にありますので、
最終的には処分まで考えておくとよいでしょう。
3.処分に困ったら、専門業者へ
いままで様々な処分方法をご紹介しましたが、
家具の状態によっては「やっぱりこのまま処分か…」という考えになるかと思います。
そんな時は専門業者にお願いするのが一番です。
ここではその理由や上手な業者の選び方などについてご説明します。
3-1 業者に頼めば一度で家の中がスッキリ
まず、専門の遺品整理業者にお願いする利点は
「一度の依頼で全てやってもらえる」
ということにつきます。粗大ごみにするにも回収予約や運び出しなどかなり面倒です。
リサイクルショップも同様で、買い取りを依頼するには事前の準備が必要です。
専門業者に依頼すれば、家財の整理や不用品の片付けなどをすべて行ってくれます。
処分についても業者が行いますので、お客さまの負担は非常に軽くなります。
もちろん費用はかかりますが、時間や体力を大きく節約できるのは大きいです。
今は私たちのような業者も増えていますから、気軽に相談できるのも嬉しいですね。
3-2 お気軽にご相談ください
遺品整理を行う業者の私たちでも「なかなか相談しづらい」という声はよく聞きます。
ですが、皆さまが思っているよりも遺品整理を業者に依頼するのは珍しいことではありません。
問い合わせだけでもいいので、お気軽にご連絡いただけると嬉しいです。その際には、
● 電話などのスタッフ対応が丁寧
● 見積りが明確である
● どんな小さな質問にも明確に解答してくれる
などをポイントにして信頼できる業者を選んでください。
具体的な選び方や費用などにつきましては、
別記事にもご紹介していますのでぜひ読んでみてください。
>>【参考コラム】
遺品整理を業者に依頼できるの?
4.まとめ
ここまで遺品整理の際の家具の処分方法についてご説明してきました。
遺品整理の中でも家具の片付けはとりわけ大変なものです。
「遺品整理は家族だけでやるべき」という考えもまだ多いのですが、
生活スタイルの変化を考えると遺品整理を業者にお願いするのは故人に失礼なことではないと考えます。
私たち専門業者は故人を偲びつつ、しっかりと作業させていただいております。
もちろん家具の具体的な処分方法についてもご相談をお受けしています。どうぞお気軽にご連絡ください。
この記事の監修者した人
株式会社 きずな屋 代表取締役 久保田満
遺品整理やゴミ屋敷片付けの現場を長年担当してきたベテラン中のベテラン。
遺品整理やゴミ屋敷片付けの現場を的確に把握し信頼性の高い見積もりをお客様に提示することが高く評価されている。日々丁寧な仕事を心掛け様々な現場へを周りお客様の故人との思いをより反映できるような遺品整理を目指している。
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