更新:2024年1月20日
今回は、親や家族がゴミ屋敷問題に悩んでいる方に向けて、
実家がゴミ屋敷化する原因とその対処法をゴミ屋敷片付け、汚部屋清掃の専門家【きずな屋】の専門スタッフが紹介します。
高齢者特有の心理状態や生活習慣が引き起こす問題を理解し、
適切な解決策を見つけることで、親や家族の住環境を改善し、一緒に快適な生活を取り戻しましょう。
1.【ゴミ屋敷・汚部屋】になる原因、ストレスとの関係
1-1 物を捨てられない心理
1-2 孤独感や不安の影響
1-3 体力や気力の低下
1-4 他人の手を借りたくない
1-5 ストレスや精神的な問題
2.【ゴミ屋敷・汚部屋】5つのリスク
2-1 実家に住む人が怪我をしやすい
2-2 健康を害する恐れがある
2-3 大切な物の管理ができなくなる
2-4 親族間が疎遠になる
2-5 結婚相手に幻滅される
3.【ゴミ屋敷・汚部屋】片付けるコツ
3-1 実家にある自分の荷物をまず片付ける
3-2 勝手に物を処分しない
3-3 貴重品や大切な物をまとめておく
4.まとめ
1.【ゴミ屋敷・汚部屋】になる原因、ストレスとの関係
高齢者が実家をゴミ屋敷にしてしまう背景には、心理的な要素が深く関わっています。
この問題は単純な物理的な片付けの困難さだけではなく、さまざまな心理的な要因が複雑に絡み合っています。
ゴミ屋敷の原因として関連する心理的な要因をいくつかあげてみます。
1: 物を捨てられない心理
多くの高齢者は「もったいない」という感覚が強く、不必要な物でも捨てることができません。
この思いが強いほど、家に物がどんどん溜まってしまいます。
2: 孤独感や不安の影響
一人暮らしの高齢者が増える中で、孤独や不安を抱えることがあります。
そのため、物を溜め込むことで心の隙間を埋めようとすることがあります。これは、人との交流が少ないほど見られる傾向です。
3: 体力や気力の低下
年齢を重ねると、掃除や片付けが億劫になることがよくあります。
体力や気力の衰えにより、現状を変えずにそのままで良いと思ってしまうこともあります。
4: 他人の手を借りたくない
自分の生活空間を他人に見せたくない、他人に迷惑をかけたくないという気持ちも、ゴミ屋敷化の原因の一つです。
特にプライバシーを重視し、自立心が強い高齢者に多く見られます。
5: ストレスや精神的な問題
強いストレスや精神的な疾患がある場合、日常の整理整頓が難しくなることがあります。
うつ病や認知症の初期段階などが原因で、自分の身の回りのことができなくなり、結果としてゴミ屋敷化してしまうことがあります。
2.【ゴミ屋敷・汚部屋】5つのリスク
実家がゴミ屋敷になるリスクは、単に見た目が悪くなるという問題だけではなく、生活の質や家族関係にも重大な悪影響を及ぼすことがあります。
ゴミ屋敷化が進行すると、家族全員の健康や安全に関わるさまざまな問題が発生する可能性が高まります。
ここでは、実家がゴミ屋敷状態になることによって生じる5つのリスクについてあげてみましょう。
1: 実家に住む人が怪我をしやすい
実家が散らかって不衛生な状態だと、転倒や怪我の危険性が高まります。
特に高齢者が住んでいる場合、そのリスクはさらに増加します。
床に散らかった物に躓いたり、不安定な山積みの物が崩れて落ちてきたりする可能性が常に存在します。
2: 健康を害する恐れがある
不衛生な環境は、住んでいる人々の健康に悪影響を与えます。
ゴミ屋敷のような状況では、埃や害虫が増殖しやすいです。
これらはアレルギーや呼吸器系の病気、皮膚炎など様々な健康問題の原因となります。
さらに、掃除が行き届かないとカビや細菌が繁殖し、感染症のリスクも高まります。
3: 大切な物の管理ができなくなる
物が溢れて散乱している環境では、大切な書類や貴重品の管理が困難になります。
必要なものが見つからず、重要な書類が紛失したり、貴重品が行方不明になることもあります。
このような状況は日常生活のストレスを増大させるだけでなく、緊急時の対応能力も低下させます。
4: 里帰りの回数が減って親族間が疎遠になる
不快な環境が原因で、家族が実家を訪れる機会が減少することが考えられます。
この状況が長期間続くと、家族の絆が弱まり、親族間のコミュニケーションが希薄になる恐れがあります。
これにより、孤立感や孤独感が増すことになります。
5: 結婚相手に幻滅される
実家の不衛生な状態は、自分自身の社会的評価にも悪影響を与える可能性があります。
例えば、結婚を考えているパートナーが実家の状態を知った場合、その印象が悪化することがあります。
不衛生な家庭環境は、パートナーに対する信頼や尊敬の念を損なうことが考えられます。
また、将来的に子供ができた場合、その安全や健康に悪影響を与える可能性もあります。
【ゴミ屋敷・汚部屋】片付けるコツ
1:実家にある自分の荷物をまず片付ける
実家に散らかっている自分の持ち物を先に整理することが重要です。
親に片付けを依頼する前に、まず自分のものを整頓し、その変化を見せることが効果的です。
片付けが進むことで、親も整理整頓の重要性やスペースの広がりを実感できるでしょう。
2:勝手に物を処分しない
親の持ち物を無断で処分することは、信頼関係に悪影響を与える可能性があります。
一見不要に思えるものでも、親にとっては大切な思い出が詰まっているかもしれません。
そのため、何を処分するかについては必ず親と話し合い、合意を得ることが大切です。
一緒に整理を行うことで、親の気持ちを理解し、信頼関係を深める良い機会となるでしょう。
3:貴重品や大切な物をまとめておく
年齢を重ねると、大切な書類や貴重品の場所がわからなくなることがあります。
緊急時や今後の整理の際に、これらの物がすぐに見つかるように整理し、安全な場所に保管しておくことが重要です。
例えば、貴金属、銀行の通帳、印鑑、有価証券、生命保険証券、年金手帳、土地や建物の権利書などは特に慎重に保管する必要があります。
>>【参考コラム】
4.まとめ
実家がゴミ屋敷になってしまう要因の一つ、ストレスについて考えてきました。
日常生活でのストレスが蓄積されると、片付ける気力が失われ、物がどんどん溜まっていくことがあります。
心のケアを深め、具体的な対策を実行することで、生活環境を改善し、自分や家族の健康と幸福を守ることにつながります。
定期的にストレスを発散する方法を見つけたり、家族全員で協力して片付けを進めたりすることが重要です。
心理的なサポートを受けることも効果的で、プロの手助けを借りることで、より迅速かつ確実にゴミ屋敷を解消できるでしょう。
専門家のきずな屋では、無料見積もりをはじめ、様々な方法でお客様のゴミ屋敷の問題をサポートしています。
ゴミ屋敷、汚部屋問題など、どんな状況でも丁寧に対応いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
親身になってお手伝いさせていただきますので、ご相談やご連絡をお待ちしております。
お客様一人ひとりの状況に合わせて、最適なアドバイスとサポートをベテランスタッフが提供いたします。どうぞ安心してご相談ください。
この記事の監修者した人
株式会社 きずな屋 代表取締役 久保田満
遺品整理やゴミ屋敷片付けの現場を長年担当してきたベテラン中のベテラン。
遺品整理やゴミ屋敷片付けの現場を的確に把握し信頼性の高い見積もりをお客様に提示することが高く評価されている。日々丁寧な仕事を心掛け様々な現場へを周りお客様の故人との思いをより反映できるような遺品整理を目指している。
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