更新:2023年10月14日
遺品の中には、非常に価値のあるものやまだまだ使えるものもあります。
そのような品々をそのまま処分してしまうのは、非常に勿体ないといえます。
遺品整理の認知が増えるにしたがって遺品の「買取」についての質問やお問い合わせを受けることも増えています。
今日は遺品の買取について、スムーズに買い取ってもらうためのポイントなどをきずな屋の専門スタッフと考えてみたいと思います。
遺品の買取について色々な話を聞くようになってきましたが、
実際に遺品整理の現場でどのように遺品を取り扱い買取が行われているのか
不安に思われている皆様の参考になれば幸いです!
目次
1. 高く買取できる遺品
1-2 家具・家電
1-3 書籍・古書
1-4 将棋盤・囲碁盤
1-5 ゴルフ用品
1-6 腕時計
1-7 カメラ
1-8 パソコン
1-9 着物
1-10 酒
1-11 ブランド品
1-12 貴金属・宝石類
1-13 骨董品・美術品
1-14 コレクション品・ヴィンテージ品
1-15 車・バイク
2. 意外と高く買取できない遺品
2-1 ベッド
2-2 雛人形・五月人形
3. 高く買取できる遺品の特徴
3-1 状態が良い
3-2 箱や付属品が揃っている
3-3 時期的な需要がある
4. 遺品買取を依頼するメリット
4-1 遺品整理は譲るも処分するも時間がかかる
4-2 同じ趣味の人に大事にしてもらえる
4-3 買い取ってもらいやすい遺品とは?
5.遺品整理は買取と回収を同時にしてもらえる?
5-1 買取も行う遺品整理業者もある
5-2 大切なものを先に買い取ってもらうのも手
6. 遺品整理・買取を依頼できる業者
6-1 遺品整理専門業者
6-2 便利屋
6-3 リサイクル業者・買取業者
7.遺品買取をする場合の注意点はここ
7-1 まずは形見分けを!勝手に整理を始めない
7-2 すべての種類の商品知識を持っているとは限らない
7-3 悪徳業者にはご注意
7-4 お気軽にご相談ください
8.まとめ
1.高く買取できる遺品
多くの場合、整理する必要のある遺品は多岐に渡ります。
なかにはまだ十分に使えるものや、一部のコレクターに人気があるものが含まれているかもしれません。
例えば、貴金属や宝石類は高値で買い取れる可能性が高く、うまく活用すれば遺品整理の金銭的な負担を抑えられます。
比較的高く買取できる遺品の種類を簡単にご紹介します。
1-1 家具・家電
高級家具や新しい家電は、比較的値がつきやすい遺品です。
ただし、ホームセンターで購入できるような一般的な家具や、製造から3年以上たっている家電などは値段が付きにくいため、注意してください。
場合によっては、リサイクルショップやフリマアプリなどで処分したほうがよいケースもあります。
1-2 書籍・古書
絶版本や初版本は、高値で買取される可能性があります。
本の量が多いほど判断が難しくなるため、本の買取業者に査定を依頼し、まとめて買い取ってもらうとよいでしょう。
買取業者では値段が付けられない古書は、古書店への持ち込みがおすすめです。
1-3 将棋盤・囲碁盤
高級木材で作られた将棋盤や囲碁盤は、高値で買取できるケースがあります。
棋士のサインが入ったものも高く売れる可能性があるので、骨董品買取業者に査定を依頼してみましょう。
1-4 ゴルフ用品
元々の値段が高いゴルフ用品は、比較的高値で買い取れる品の1つです。
最新モデルや、人気ブランドのクラブほど高く売れやすいものの、商品の入れ替わりが頻繁なため、古いものには値が付きにくい点に注意してください。
1-5 腕時計
有名な高級ブランドの腕時計は、年代や状態によって高値で買取されます。
比較的メジャーで安価なブランドの腕時計でも、状態次第では想定より値段が付くケースもあるので、気になる場合は査定を依頼してみるのもよいでしょう。
1-6 カメラ
有名ブランドのカメラは、型番や状態によって高値で買取されます。
特に一眼レフカメラは需要が高いため、古いからといって処分しないよう注意してください。
付属品が揃っていると、より査定額が高くなります。
1-7 パソコン
型番や状態によって買取価格は異なりますが、人気ブランドのパソコンや高スペックなパソコンは高値で買取されることがほとんどです。
1-8 着物
正絹の着物や帯は、状態がよいものであれば買取され、作家物やアンティーク着物には高値が期待できます。
着物の善し悪しは判断が難しいため、見た目だけで判断しないよう注意してください。
査定してもらう際はリサイクル業者などは避け、専門知識を持つ業者に依頼するのがおすすめです。
1-9 酒
日本酒やシャンパン、ブランデーなど、賞味期限がないお酒は高く買取できるケースがあります。
お酒を飲まない方にとっては価値がわかりにくい遺品ですが、査定せずに処分しないよう注意してください。
特に希少価値の高いワインやウイスキーはコレクターからの需要が高く、高値で買取されます。
1-10 ブランド品
バッグや財布、靴などの高級ブランド品は、高値で買取できるケースがあります。
状態がよい、箱や保証書などの付属品が揃っているなどの条件が揃うほど査定額は高額です。
1-11 貴金属・宝石類
金やプラチナ、銀などの貴金属の他、ダイヤモンドや真珠といった宝石類は、重量や純度によって価格が決定されます。
ブランド品の場合は、さらに高値が期待できるでしょう。
アクセサリーはサイズや好みなどの問題もあるため、売却を検討される方が多い品でもあります。
1-12 骨董品・美術品
絵画や陶磁器、仏像など、真贋が確かなものは高値で買取されます。
価値の判断には専門的な知識が必要となるため、専門の業者に査定してもらうのがおすすめです。
1-13 コレクション品・ヴィンテージ品
切手やコイン、レコード、フィギュアなどのコレクション品やヴィンテージ品は、意外な高値で売却できるケースがあります。
知識がなければ価値に気付けないため、専門の買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。
1-14 車・バイク
遺品としてはなかなか連想しにくい車やバイクも、高値で買い取れる可能性がある品物です。
車種や年式、状態によって買取価格は異なりますが、希少価値の高い車やバイクは、特に高値で買取されます。
2.意外と高く買取できない遺品
遺品には高く買取できるものが多いものの、なかには高そうに見えても高値では買い取れないものもあります。
ここからは、意外と高く買い取りできない遺品の種類をご紹介します。
2-1 ベッド
大型家具であるベッドは高く売れそうな印象が強いかもしれませんが、じつはあまり高く買取できない種類の遺品です。
ベッドの購入を希望している人は清潔感を意識するケースが多く、中古のベッドはどうしても心理的に手を出しにくい側面があります。
そのため買取を依頼してもあまり値段が付けられず、汚れが目立つ場合は買取自体が難しいケースもあります。
2-2 雛人形・五月人形
雛人形や五月人形は高価なものであっても、デパートやインターネットなどで一般的に購入できる種類のものは、なかなか値段が付きません。
人形は保存状態が重視されるため、付属品が欠けてる場合や汚れがある場合も、高い値段での買取は困難です。
3.高く買取できる遺品の特徴
高く買取できる遺品には、共通する特徴があります。
●状態が良い
●箱や付属品が揃っている
●時期的に需要がある
これらの特徴を参考に遺品の手入れをすれば、高値での買取を期待できます。
それぞれ詳しくご説明します。
3-1 状態が良い
どの種類の遺品でも、傷や汚れがなく新品に近い状態のほうが高値で買取される傾向です。
例えば、いくら価値があるとされているアンティーク品であっても、保管状態が悪く使えない状態なら、値段が付きません。
特に貴金属や腕時計、ブランド品などは状態の善し悪しが値段に影響しやすいので、査定前に汚れを取り、できるだけきれいな状態にするよう意識しましょう。
3-2 箱や付属品が揃っている
一部の遺品は、箱や保証書など付属品の有無が買取価格に影響するケースがあります。
例えば腕時計や宝石類、アクセサリーの場合、箱や保存袋が保管用に使えることもあり、値段に影響を及ぼすケースが見受けられます。
またパソコンに付属する電源ケーブルのように、付属していないと支障をきたすものも、値段に影響する付属品です。
もちろん、まったく影響しない種類の遺品もありますが、箱や付属品が残っている場合は、念のため捨てずに保管しておいたほうがよいでしょう。
3-3 時期的な需要がある
遺品の種類によっては、季節などのタイミングによって需要が変化するものもあります。
例えば腕時計やパソコンは季節と関係がありませんが、洋服の場合は季節が重要です。
アクセサリー類も、暑い夏に比べると秋から冬にかけてのほうが需要が上がるため、値段が付きやすくなります。
このように、時期的な需要がある遺品は優先的に売却し、まだ時期がきていない遺品はいったん保管などの対応を意識すると、より高い値段で売却できるでしょう。
4.遺品買取を依頼するメリット
遺品整理というサービスがメディアなどに取り上げられることが多くなり、
遺品整理を業者に依頼する方も増えましたが、いまだ遺品整理に業者を使うことは色々な不安な点もあるかと思います。
また遺品整理にともなって出た遺品を買取ることについて、いいイメージを持たない方もいるかもしれません。
ここでは遺品買取サービスを利用して故人の遺品を買い取ってもらうメリットについてご説明します。
4-1 遺品整理は譲るも処分するも時間がかかる
例えば故人の生活されていた家やマンションをまるごと整理するというのは考えている以上に大変です。
遺品整理を一からご家族などが普段の生活と一緒に行うのはほぼ不可能といえます。
じっくり家族で整理を進めると進める間にも、じつは劣化で痛んでくるものや価値が下がってしまう遺品もあります。
故人の大切にされていた遺品を状態の良いうちに引き取ってもらい、
価値を理解しているような必要とする方にお譲りした方が遺品も故人も喜んでくれるのではないでしょうか。
4-2 同じ趣味の人に大事にしてもらえる
故人が大切にしていたものをそのまま放置しておくのはおすすめできません。
遺品の中には時計やカメラ・家電など使ってもらうことに価値のある品も多くあります。
故人同様に遺品を大切に使っていただける方のところへお渡しすることで、故人の供養につながると【きずな屋】のスタッフも信じております。
4-3 買い取ってもらいやすい遺品とは
それでは、買い取ってもらいやすい遺品とは何でしょうか?下記のものは比較的買い取ってもらいやすいようです。
●人気があるもの(ブランド品)
●古く価値のあるもの(着物や骨董品)
●愛好者が多いもの(カメラ・時計など)
●経年劣化が浅いもの(家電・家具)
使いたい、持ちたいという同じ趣味の方に受け継ぐことも故人の供養のひとつと言えるのではないでしょうか。
5.遺品整理は買取と回収を同時にしてもらえる?
遺品整理は、本来とても時間がかかるものですが、諸般の事情から短期間で遺品整理を完了させなければならない方もいます。
「回収と買取を同時にしてほしい」というご相談もとても多いです。
その場合はどうしたらいいのか、ご説明します。
5-1 買取も行う遺品整理業者もある
遺品整理を行う業者の中には回収と同時に買取をしてくれる業者もいます。
「古物商」という許可を得ている業者であれば、遺品整理の際に買取をしてくれます。
買取をしてもらってそのお金を遺品整理の料金に充当するという方もおられますので、
そのような業者に依頼するのもひとつの方法です。
5-2 大切なものを先に買い取ってもらうのも手
遺品整理と買取が同時にできるのは、とても大きなメリットがあります。
しかし美術品やアンティーク品などは、専門の買取業者にお願いした方がより高額で買い取ってもらえますし、
欲しい方に受け継いでもらいやすいです。
まず一度は専門の買取業者に査定を依頼してから遺品整理業者に依頼するのがいいでしょう。
6.遺品整理・買取を依頼できる業者
遺品の整理や処分は肉体的にも精神的にも、思いのほか負担の大きい作業です。
節約しようと自分で整理し始めたものの一向に作業が進まず、結局業者に頼んでしまったケースも決して珍しくはありません。
しかし、頼むにしてもどのような業者に依頼すればよいのかわからず、困っている方もいるのではないでしょうか。
ここからは、遺品の整理や買取を依頼できる、業者の種類や特徴をご説明します。
6-1 遺品整理専門業者
遺品整理専門業者は、遺品整理に関する専門知識と経験を持つプロフェッショナルです。
単に家の中の物を処分する業者とは異なり、遺品整理の実績が豊富で、供養する物や捨ててはいけない物、処分する物を丁寧に整理するため、安心して作業を任せられます。
遺品以外のゴミの処分はもちろん、遺品の供養やお焚き上げ、ハウスクリーニング、買取などもおこなう業者が多く、遺品整理に関するさまざまな作業を短時間で一気に済ませられるのが大きな魅力です。
比較的費用は高めですが、気持ちを汲んだ丁寧なサービスを希望する場合におすすめです。
6-2 便利屋
便利屋は、日常のさまざまな問題や困りごとをサポートし代行する幅広いサービスで、遺品整理や買取に対応している業者も数多くあります。
遺品整理専門業者よりも安い値段で依頼できるケースが多く、家の掃除や片付けまで、遺品整理にともなう必要な作業を安価で依頼できます。
費用を抑えたい場合におすすめですが、遺品整理が専門ではない点には注意が必要です。
大事な遺品はあらかじめ分けておくなど、対策しておくと安心できるでしょう。
6-3 リサイクル業者・買取業者
遺品の買取だけを依頼するなら、リサイクル業者や買取業者も選択肢に入れましょう。
出張買取を依頼すれば、不用品を運び出す負担も減らせます。
基本的には衣類や家電、家具などの不用品が買取の対象です。
専門知識や実績が豊富な業者であれば、より適切な値段で買い取ってもらいやすくなるでしょう。
ただし、必ずしもすべて引き取ってもらえるとは限らない点には注意が必要です。
7.遺品買取をする場合の注意点はここ
それでは、遺品の買取をスムーズに進めるためのポイントについてご説明します。
場合によっては遺品整理のために遺族間でトラブルになる場合もありますので、ご注意ください。
7-1 まずは形見分けを!勝手に整理を始めない
私たちは、遺品整理についてのご相談を受ける際に「他のご家族や親戚などへお話されましたか?」とうかがっています。
遺品は故人の思い出が残る品ですから、勝手に処分されれば気分を害する方もいると思います。
また個人が生前に「これを差し上げます」という話をされているのであれば、まずはその方にお譲りするべきです。
後々のトラブルを避けるためにも、周囲には前もって形見分けなどをしたあとで、遺品整理をすることをお話しておきましょう。
7-2 すべての種類の商品知識を持っているとは限らない
遺品の買取に対応している業者が、必ずしもすべての種類の商品知識を持っているとは限りません。
商品を査定する業者にも得手・不得手があります。
例えば、家具や家電の知識が豊富で適切に判断できる一方で、骨董品や美術品には疎く判断が難しいケースもあります。
査定を依頼する際は、その業者がどのようなジャンルに強いか把握しておきましょう。
ある程度の手間はかかってしまいますが、価値のありそうな遺品の買取は、
そのジャンルの買取実績が豊富な業者に査定を依頼するのがおすすめです。
7-3 悪徳業者にはご注意
遺品整理業者にも、残念ながら悪徳業者と言われる業者はあります。
遺品整理を業務として掲げながら遺品をぞんざいに扱い、
免許もないのに遺品を二束三文で持っていき法外な料金を請求するのです。
遺品整理が後悔なくできるよう、業者選びは慎重に行いましょう。
7-4 お気軽にご相談ください
優良な業者は、故人をぞんざいには扱いません。
きちんとご遺族の考えや希望、家の状況などをお話いただき、詳細な見積りを提示します。
ご遺族の不安をやわらげ、疑問点を解消しながら丁寧な打ち合わせを進めていきます。
業者が買取をしていないのであれば、専門の買取業者をご紹介することもあります。
まずは、どんな些細なことでもいいのでお電話などでお問い合わせください。
>>【参考コラム】
8.まとめ
ここまで遺品の買取についてご説明してきました。
「遺品をお金に替えるのはいかがなものか」と、いいイメージを持たない方も多くいらっしゃるのが現実です。
しかしその価値も知らぬまま放置している方が、故人が悲しむのではと私たちは思います。
次の持ち主のもとで大切にされることは、故人の思いが受け継がれることでもあります。
それも供養の形のひとつとして、遺品買取をとらえていただきたい。
どんな些細な品物ひとつでも大切に取り扱い取扱い、故人や遺族が満足のできる遺品整理のお手伝いをさせていただきます。
【きずな屋】では、遺品買取の専門スタッフが遺品の価値を的確に判断してお客様に喜んでいただけるようお手伝いさせていただきます。
是非、遺品買取をうまく使って遺品整理を進めていきましょう。
買取についてもご質問のみでなく、遺品整理やお部屋の片づけのご相談などお気軽にお問い合わせください。
お電話、メールなどお待ちしております!
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