更新:2023年12月27日
現代社会は、高齢者であってもパソコンやスマホを使いこなす方が多い時代です。
私たち遺品整理の専門家【きずな屋】が依頼を受けたお宅も、
デジタル製品が多く見受けられるようになってきました。
ここではこういったデジタル遺品の整理方法についてご紹介します。
スマホやパソコンの整理についてのお悩みに【きずな屋】のスタッフがお答えします!
目次
1.「デジタル遺品」とはいったい何?
1-1 デジタル遺品の種類
1-2 デジタル遺品を確認するためには
2.デジタル遺品を放置するとこれだけ危険
2-1 違法取引に利用される可能性がある
2-2 相続漏れが発生する
2-3 会費や月額料金などの請求が続く
3.まずは相談が肝心!お気軽にご相談を
3-1 まずは確認から!いきなりの処分は危険です
3-2 不慣れな場合は、専門業者を利用
4.まとめ
1.「デジタル遺品」とはいったい何?
インターネットやパソコンが一般に普及してもう25年以上が経ちました。
高齢者でもスマホを持つのは当たり前ですし、生活の中ではパソコンやインターネットが大活躍しています。
そんな高齢者が亡くなった時に発生するのが「デジタル遺品」です。
ここでは「耳慣れない」デジタル遺品について解説します。
1-1 デジタル遺品の種類
デジタル遺品については大きく分けて「ハード」と「ネット上の個人情報」があります。
ハードはパソコンやスマホといった本体部分なので分かりやすいですが、
ネット上の個人情報は様々な種類があります。
● メッセージアプリのアカウント(LINEなど)
● SNS(インスタグラムやフェイスブック、Xなど)
● ネットショッピング用(アマゾンや楽天市場など)
● ネット系金融機関(銀行・証券会社など)の口座情報
大きく分けてもこれだけの種類があります。
デジタル情報は基本的に劣化しないので、
削除しなければ本人の死後も情報が残り続けてしまいます。
そしてそのことが、遺族をトラブルに巻き込んでしまうことにもなるのです。
1-2 デジタル遺品を確認するためには
まずは遺品整理の前に故人が持っていたデジタル機器を確認することです。
インターネットサイトの閲覧状況やスマホなどに入れているアプリなどから、
本人の所持するネットでの個人情報はある程度特定できます。
できればエンディングノートにIDやパスワードなどを記入してもらえれば、さらにスムーズです。
ブログやSNSアカウントなどの死後のデータの取扱いは、家族でよく話し合っておくことをおすすめします。
2.デジタル遺品を放置するとこれだけ危険
それでは、デジタル遺品の整理を怠るとどのようなことが起こるのでしょうか。
「何をやっていたのかよく知らない」という理由からデジタル遺品の整理をいい加減に行うと、
知らないうちに遺族がトラブルに巻き込まれることもあります。
2-1 違法取引に利用される可能性がある
インターネット上にはたくさんの個人情報が存在します。
先ほどもお話ししましたが、個人情報は削除しない限り死後も使用されぬまま残り続けます。
そのような「幽霊アカウント」は、犯罪に利用されることが多いのです。
このような情報を手に入れ犯罪に利用した事件は大変多いです。
「故人のカード情報が勝手に利用され、多額の請求書が突然届いた」「故人のアカウントを詐欺に利用された」というお話はとても多くなっています。
2-2 相続漏れが発生する場合も
高齢者の中にはネット銀行に口座を持ち、資産運用をしているという方も増えてきました。
ネット銀行は通帳を発行していないため、遺族も口座を知らないことが多いのです。
あとで存在が分かった場合でも相続財産の申告漏れから税金が上乗せされることもあり、思わぬ出費になる場合があります。
2-3 会費や月額料金などの請求が続く
故人が亡くなった後に退会手続きなどをしないと、有料サービスなどの支払いが請求され続けることとなります。
その支払いで思わぬ金額を請求され、トラブルになる場合もあります。
きちんと退会手続きすることも必要ですが、悪質な業者であれば弁護士などの力を借りることをおすすめします。
3.まずは相談が肝心!お気軽にご相談を
デジタル遺品を分からないからと放置することが、のちにトラブルを招く可能性があることはご理解いただけたかと思います。
「インターネットやパソコンについてはさっぱりで」と不安を覚える方は、
ぜひこのポイントをお読みいただければと思います。
3-1 まずは確認から!いきなりの処分は危険です
故人が使わなくなったからと言って、すぐにパソコンやスマホを処分するのは避けましょう。
パソコンやスマホは情報がたくさん保存されているものです。
まずはしっかり機械を確認しましょう。
またIDやパスワードを手帳などに書いておく方も多いので、手帳などの保管も必要です。
それらをしっかり確認し、しかるべき整理を行いましょう。
3-2 不慣れな場合は、専門業者を利用
もちろん、パソコンやインターネットについては「よく分からないからあまり触りたくない」という方も多いです。
その場合は、専門業者に依頼し、確実にデータの削除や退会手続きを行うことがおすすめです。
遺品整理業者ではなかなか対応が難しいのですが、そのようなお悩みにもご相談を受け付けていますし、場合によっては何らかのアドバイスも可能です。
どうかお気軽にご相談いただければと思います。
>>【参考コラム】
4.まとめ
ここまで、デジタル遺品の整理方法などについてご紹介してきました。
現代社会においてパソコンなどのデジタル機器やインターネット上の
個人情報の取扱いは非常に重要な位置を占めており、
それは遺品整理の分野においても変わりません。
今後ますますこのようなデジタル遺品についてのご相談は増えると思います。
遺品整理の不安やご相談はまずはお気軽に遺品整理のプロ【きずな屋】にご相談ください。
経験豊富なスタッフがデジタル遺品にとどまらず適切に整理のお手伝いをさせていただきます!
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