ゴミ屋敷片付け~専門業者と自力片付けの違い~

更新:2025年2月9日

長年、ゴミ屋敷の片付けをお手伝いしてきた「きずな屋」では、多くの方から「自分で片付けるべきか、それとも業者に頼むべきか」といったご相談をいただきます。

ゴミ屋敷を片付ける方法には、「専門業者に依頼する」か「自力で片付ける」かの2つの選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、状況によって最適な方法は異なります。

本記事では、私たちの経験をもとに、専門業者と自力片付けの違いを詳しく解説し、どちらを選ぶべきかの判断基準をご紹介します。

 
ゴミ屋敷片付け~専門業者と自力片付けの違い~
 

 

1. 自力で片付けるメリット・デメリット

1-1 自力片付けのメリット

費用を抑えられる自力で片付ける最大のメリットは、業者に支払う費用がかからないことです。処分費用は発生しますが、業者に依頼するよりもコストを抑えることが可能です。

自分のペースで進められる業者を利用するとスケジュール調整が必要ですが、自分で片付ける場合は、好きなタイミングで作業できます。自分の都合に合わせて少しずつ片付けることが可能です。

物の整理をじっくり考えられる片付けを通じて、「本当に必要な物は何か」を見直す機会になります。じっくりと時間をかけることで、不要な物を見極めながら片付けができます。

1-2 自力片付けのデメリット

体力的・精神的な負担が大きい片付け作業は肉体的にも精神的にも大きな負担がかかります。特にゴミが多い場合、一人で作業するのは困難なこともあります。

時間がかかりすぎることも少しずつ進めるつもりが、結局途中で挫折してしまうこともあります。ゴミ屋敷レベルになると、何日もかかることも珍しくありません。

大型ゴミや不用品の処理が難しい家具や家電などの大型ゴミは自治体の回収ルールがあり、処分するのが難しいこともあります。処理方法を調べる手間もかかります。

 
ゴミ屋敷片付け~専門業者と自力片付けの違い~
 

2. 専門業者に依頼するメリット・デメリット

2-1 専門業者のメリット

短時間で一気に片付く専門業者は短期間でゴミ屋敷を片付けるプロです。自力では何日もかかる作業を数時間~1日で終わらせることが可能です。

重い家具や大量のゴミも処理可能大型家具や大量のゴミもスムーズに処分してくれます。自治体の回収ルールに縛られることなく、まとめて処分できるのは大きなメリットです。

適切な分別・処分で環境負荷を軽減プロの業者は不用品を適切に分別し、リサイクル可能なものを適正に処理します。環境に配慮した片付けができるのも魅力です。

精神的な負担が少ない「どこから手をつけていいのかわからない」という状態でも、専門業者がすべて対応してくれるため、精神的な負担が大幅に軽減されます。

2-2 専門業者のデメリット

費用がかかる業者に依頼するには、それなりのコストが発生します。作業量やゴミの量によって料金が変わるため、事前に見積もりを取ることが重要です。

業者選びを慎重にする必要があるすべての業者が優良とは限りません。悪質な業者に依頼すると、高額請求や不適切な処分をされるリスクもあります。

立ち会いや打ち合わせが必要業者によっては、作業当日に立ち会いが求められる場合もあります。スケジュール調整が必要になることがあります。

 

 

3. どちらを選ぶべき?状況別おすすめの方法

3-1 軽度のゴミ屋敷

自力での片付けが可能(家族や友人の協力を得る)軽度のゴミ屋敷であれば、こまめな掃除や整理整頓を意識することで改善できます。家族や友人に手伝ってもらうことで、効率的に片付けを進められます。

3-2 中度のゴミ屋敷

友人や家族の協力 + 一部業者活用(不用品回収業者を利用)ある程度ゴミが蓄積してしまった場合、一部を業者に依頼することでスムーズに進められます。例えば、大型家具や家電だけを専門業者に任せ、小さなゴミは自分で片付けるといった方法が有効です。

3-3 重度のゴミ屋敷

専門業者に依頼すべき(時間・労力・リスクを考慮)部屋全体がゴミで埋まっている、害虫が発生している、異臭があるといった状態では、専門業者に依頼するのが最善です。無理に自力で片付けようとすると健康リスクも高く、途中で挫折する可能性が高いため、プロに任せるのが賢明です。

また、重度のゴミ屋敷は衛生面だけでなく、火災や建物の劣化などのリスクも伴います。早めに専門業者に依頼し、安全な住環境を取り戻すことが重要です。

さらに、ゴミ屋敷の状態が長期間続くと、近隣トラブルや賃貸物件での退去時の高額請求につながる恐れもあります。早めの対処が、結果的に時間やコストの節約につながるでしょう。

 

 

4.ゴミ屋敷は専門家に相談するのがおすすめ

ゴミ屋敷になってしまったお部屋を片づけるには、ゴミを捨てるだけでなく、重い家具や家電の移動や、汚れたキッチン、トイレなどの掃除など様々な問題が絡んできます。

こういった作業を一手に相談できるのが専門業者に依頼するメリットです。そんな業者選びの方法について考えてみましょう。

4-1 実績がある業者に依頼する

ゴミ屋敷を片付けるには技術や経験が必要です。「ゴミ屋敷の片付けもお任せください」とホームページなどで宣伝している業者に依頼しましょう。
新規参入の業者の中にも優秀なところもありますが、経験豊富な業者の方が何かと頼りになります。

4-2 相見積もりは必ず

遺品整理は、まだ市場ができて歴史が浅い業界です。相場が定まっていないので、金銭トラブルも増えているのが現状です。遺品整理の料金は業者によって異なるので、相場を知りたい場合は複数の業者に相見積もりを依頼するのがおすすめです。
相見積もりをすれば、おおよその相場が分かるでしょう。また、丁寧に見積もりを作成して内訳が分かりやすい業者や、詳しい説明をしてくれる業者は信用できます。
反対に、見積もりがいいかげんだったり加算前提だったりする業者は依頼しない方がいいでしょう。

4-3 クチコミをチェック

比較サイトやgoogleマップなど様々な媒体でクチコミが投稿されています。業者を選ぶ際には実際に利用したユーザが書いているクチコミも参考になる生の声です。

また、現在は悪評はすぐに広まります。業者名を検索してみて、悪評が大多数の業者でないかなどチェックすることもできます。

 

>>【参考コラム】

ゴミ屋敷の片付け料金はいくらかかるの?ホントのところ

 

5. まとめ

ゴミ屋敷問題は個人の問題ではなく、社会的背景も大きく影響しています。

早めの対策と支援の活用が必要です、「片付けられない自分」を責めず、少しずつ前に進むお手伝いができればと「きずな屋」のスタッフも考えております。

私たち「きずな屋」は、ゴミ屋敷で悩む方々を数多くサポートしてきました。

もし一人での片付けが難しいと感じたら、ぜひ専門家にご相談ください。あなたの新しい一歩を全力でサポートさせていただきます。

 

この記事の監修者した人

この記事の監修者

株式会社 きずな屋 代表取締役 久保田満

遺品整理やゴミ屋敷片付けの現場を長年担当してきたベテラン中のベテラン。
遺品整理やゴミ屋敷片付けの現場を的確に把握し信頼性の高い見積もりをお客様に提示することが高く評価されている。日々丁寧な仕事を心掛け様々な現場へを周りお客様の故人との思いをより反映できるような遺品整理を目指している。

 
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