更新:2025年6月10日
遺品整理は、ご家族にとって気持ちの整理ともなる大切な節目の作業ですが、私たちがこれまで多くの現場で感じてきたのは、
実際には時間も体力もかかり、さらに費用の負担が大きくなりやすいという現実です。
特に最近は物価の上昇も影響し、作業にかかる人件費や処分費への影響が出てくることも考えられます。
そうした中でも、各自治体の補助制度や支援サービスをうまく活用することで、
少しでもご家族のご負担を軽くできるよう、きずな屋のベテランスタッフがその対策を考えてみたいと思います。
1.遺品整理にはどのくらい費用がかかる?
1-1 住居の状況
1-2 遺品と不用品の処理費用
2.補助金や支援制度
3.自治体ごとの補助内容のちがい
3-1 補助対象や内容の違い
3-2 八王子市の例
4.助成金や補助金を利用するには
4-1 助成金や補助金の利用方法
4-2 申請や準備はじっくりと
5.専門業者に相談するときのポイント
5-1 じっくり相見積もりで検討を
5-2 クチコミでリアルな評判もチェック
6.まとめ
1. 遺品整理にはどのくらい費用がかかる?
遺品整理という言葉は、普段の生活ではあまり耳にすることが少ないかもしれません。
でも、いざ遺品整理をしなければならない状況になると、どう進めていいか戸惑うことも多いですよね。
そんな遺品整理の費用や相場について、簡単に考えてみたいと思います。
1-1 住居の状況
まず、遺品整理にかかる費用は、作業を行うお部屋の広さや間取りによって大きく変わってきます。
1K~1LDK:¥60,000~150,000
2K~2LDK:¥90,000~300,000
3K~3LDK:¥150,000~500,000
4LDK以上:¥200,000~700,000
このように、お部屋が広くなるにつれて料金も高くなる傾向がありますが、同じ間取りでも費用に差が出ることがあります。
実際のお部屋の広さや物の量、建物の構造(階段のみか、エレベーターが使えるかなど)、
搬出のしやすさなどによって、作業内容や時間が変ってきます。
1-2 遺品と不用品の処理費用
遺品整理では、大切な思い出の品を丁寧に扱いながら、使わなくなった家具や家電などの不用品も整理していく必要があります。
不用品の処分には、自治体のルールに沿った分別や、大型ごみの搬出、リサイクル料金がかかる場合もあり、思った以上に手間や費用がかかることもあります。
また、故人の愛用品の中には、ご供養を希望されるものや、取り扱いに迷う品も少なくありません。
このように色々な条件で遺品整理の料金は変わってきます。
2. 補助金や支援制度
遺品整理に直接使える助成金は限られていますが、実は「住まいや暮らし」に関わる支援制度の中に、間接的に利用できるものがあります。
たとえば、高齢者や生活困窮者のご家庭を対象とした住居環境の改善支援や、福祉的な生活支援の一環として費用の一部を補助してくれる制度があります。
また、故人の住まいが空き家となる場合には、自治体が行う空き家対策事業の補助金を活用できるケースもあります。
どの制度も地域によって内容が異なるため、まずは市区町村の窓口に相談してみるのがおすすめです。
3. 自治体ごとの補助内容のちがい
3-1. 募集時期や内容の違い
助成金や補助制度は、お住まいの地域によって内容や条件が少しずつ異なります。
たとえば、空き家の解体やリフォームに使える補助金でも、補助の金額や対象となる条件、申請のタイミングが自治体ごとに違います。
また、高齢者や子育て家庭を対象とした支援も、制度の内容に差があります。
そのため、「自分の地域ではどんな制度があるのか」を事前に確認することが大切です。
3-2. 八王子市の例
八王子市では、遺品整理に関連して活用できる補助金がいくつかあります。
たとえば、空き家を地域の施設として再活用する際には、家財の整理・処分費などに最大100万円の補助が出る制度があります。
また、耐震性のない空き家を解体する場合にも同様の支援があります。
さらに、高齢者や子育て世帯向けに、バリアフリー化などの住宅改修に対する補助や給付も用意されています。
それぞれ申請には条件や手続きがあり、事前相談などじっくりと入念な準備が必要です。
4. 助成金や補助金を利用するには
遺品整理に関する助成金や補助金、利用する場合にはどうすれば良いのでしょうか。
準備や申請の仕方について考えてみましょう。
4-1.助成金や補助金の利用方法
補助金を利用するには、まずはお住まいの市区町村に相談することが大切です。
制度の内容や申請条件を確認し、必要書類をそろえて申請を行います。工事や整理の前に申請が必要な場合もあるため、早めの相談がおすすめです。
4-2.申請や準備はじっくりと
補助金は事前の申請が必要な場合が多く、作業を始めてからでは対象外になることがあります。
また、必要な書類が不足していたり、条件に合わない場合も申請が通らないことがあります。
心配な方は、事前に自治体へ確認するか、経験のある業者に相談すると安心です。
5. 専門業者に相談するときのポイント
助成金の利用に限らず、遺品整理を専門業者に依頼する準備も入念に行いましょう。
いくつかポイントをまとめてみました。
5-1. じっくり相見積もりで検討を
遺品整理を業者にお願いする際は、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」がとても大切です。
料金やサービス内容を比べることで、適正な価格や対応の丁寧さがわかり、安心して依頼できます。押し売りを防ぐ意味でもおすすめです。
5-2. クチコミでリアルな評判をチェック
業者選びで口コミを活用するのもとても役立ちます。実際にサービスを利用した人の声を参考にすることで、対応の良さや信頼できるかどうかがわかりやすくなります。
ただし、すべての口コミが正しいとは限らないので、複数のサイトや意見を見比べるのがおすすめです。気になる点は業者に直接確認すると安心です。
>>【参考コラム】
まとめ
今回は遺品整理を検討する際の助成金や補助金の利用について考えてみました。
遺品整理を依頼したいけれど、費用の負担も気になるという方の参考になれば幸いです。
遺品整理の専門家きずな屋では、遺品整理や生前整理の色々なお悩みにお応えしておりますので、
まずはお気軽にご相談ください!
この記事の監修者した人

株式会社 きずな屋 代表取締役 久保田満
遺品整理やゴミ屋敷片付けの現場を長年担当してきたベテラン中のベテラン。
遺品整理やゴミ屋敷片付けの現場を的確に把握し信頼性の高い見積もりをお客様に提示することが高く評価されている。日々丁寧な仕事を心掛け様々な現場へを周りお客様の故人との思いをより反映できるような遺品整理を目指している。
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