大量の着物が…遺品整理のポイント解説~着物編~

更新:2023年6月8日

私たちが遺品整理のお問い合わせでかなりお話を頂くものに「衣類の整理」があります。

特に高齢の女性の場合はタンスいっぱいに着物が入っていることが多く、

「自分たちで整理できない」とご相談に来る方は多いです。

ここでは「着物」について遺品整理のポイントを解説していきます。

 

遺品整理のポイント。着物の片付け

 

 

1. タンスにたくさんの着物が…どうする?

「おばあちゃんのタンスが着物でいっぱいなんです!」

私たちのところへご相談に来る方がよくおっしゃるお話です。

今では着物を着る機会はほとんどありませんが、

高齢の女性ほどたくさんの着物をお持ちです。

まずは、簡単に着物についてご説明しますね。

 

1-1 着物には色々な種類がある

普段私たちが目にする着物は「振袖」「留袖」「打掛」と、夏の浴衣が思い浮かびます。浴衣はともかくとして、振袖や留袖などは成人式や結婚式などの特別な席のもの、和装の結婚式では花嫁は打掛を着ます。ところが着物はそれだけではないのです。簡単にご紹介します。

● フォーマル:黒留袖、色留袖振袖(未婚女性が着用)
● よそゆき用:訪問着、附下(つけさげ)
● 普段着:色無地、小紋、紬(つむぎ)
● アウター:羽織、道行など

これだけでも頭が痛くなりそうです。

「どれがどれか分からないんです」と途方に暮れる方も多い。

これらの着物がタンスにたっぷりあるのです。

遺族の手にはかなり余りますね。

 

着物の種類と遺品整理

 

1-2 着物だけじゃない!?様々な和小物

しかも着物はそれだけで着られるというものではありません。

様々な小物があるんです。

● 帯(袋帯、名古屋帯)
● 帯揚げ
● 帯締め
● 足袋
● 草履

などなど、こちらも着物に合わせて様々な種類があります。

特に下駄箱の中に草履はたくさん置いてありますので、

こちらも確認してみると相当量の和装小物があることになります。

「全部整理したいけど、気が遠くなりそう…」と、

しみじみとおっしゃった奥様もおられます。

 

2. 着物を整理する方法

とはいえ、遺品整理はしなければなりません。

ここでは着物について様々な整理する方法をご紹介します。

 

2-1 自分でリメイク

「ハンドメイドが趣味」という方は、着物を生地として再利用するのはいかがでしょうか?

和柄の生地はとても人気があります。

バッグやポーチなどにリメイクして形見分けとして近しい方にプレゼントするのも素敵ですね。

 

2-2 形見分けとして分ける

身近に着物をよく着ておられる方がいれば、

「形見分け」という形でお譲りするのもひとつの方法です。

身につけてもらえれば故人を偲ぶこともできます。

いただいた方にも喜んでいただけるのではと思います。

 

2-3 買取業者へ買い取ってもらう

リサイクルショップや買い取り業者に買い取ってもらう方法は一番手軽かと思います。

今は「出張買取」をうたう業者も多いです。

大量の着物を一度に買い取ってもらえるのは大きな魅力です。

ただし、あまり着物の知識がない業者もいるので、

「和装専門」といっても二束三文で買い叩かれてしまう可能性があります。

価値のある着物が多くある場合は注意が必要です。

 

2-4 ゴミとして処分

長襦袢など、着物を着る際の下着類やシミや汚れがひどいものなどは

ゴミなどとして処分という形になります。

未使用であれば引き取ってもらえるでしょうが、使用しているものは難しいかもしれません。

 

3. 遺品整理やゴミ屋敷清掃の悪徳業者に注意!

若い女性でもアンティーク着物を好む方もいるなど、和装に興味を持つ方は多くいます。

また和服専門の買い取り業者も増えてきました。

しかし着物の価値も分からず安い値段で着物を買い叩く業者もいます。

適切に買い取ってもらえるポイントを解説します。

 

 

3-1 遺品整理の見積もりに注意!相見積もりがベスト

買い取りを依頼する場合、見積もりを取ることは重要です。

さらに複数の業者に見積りを依頼することで、

より適切な業者を選ぶことができます。

故人が時間をかけコツコツと集めてきた大切な着物です。

相見積もりはしっかり取りましょう。

>>参考リンク
【2023年最新版】遺品整理の相場のリアル、解説します

 

3-2 価値ある着物は高く買い取ってもらえるかも!?

着物の価格は、幅が広く素人にはなかなか価値を判断することは難しいです。

なかには数百万円という値段がつくものもあります。

着物の中には希少価値が高く、高価な値段が付くことも。。高価な着物を気づかない間に処分してしまう失敗も。

着物の知識をしっかりと持った業者を選ぶことで、

思いがけず高く買い取ってもらえる可能性があるので気を付けていただきたいポイントです。

 

タンスの中の着物を遺品整理へ

 

4. まとめ

ここまで、遺品の着物の整理方法についてご説明してきました。

故人が大切にしてきた着物ですから、大切に扱ってもらいたいと思うものです。

お客さまも「おばあちゃんが大切にしてきた着物だから」ということをお話しされる方が多いです。

そのような気持ちを汲み取って着物を扱ってもらえるような業者に依頼したいものです。

私たち遺品整理業者にもお気軽にご相談いただけますと幸いです。

 

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