在宅介護を快適にする方法と片付け方

更新:2023年9月26日

ますます高齢化がすすむ中、東京都内にも多くの高齢者や在宅介護をしている家庭があります。

様々な形で高齢の家族の介護をしている家庭も非常に多いです。

私たち【きずな屋】は遺品整理やゴミ屋敷の片付け当で様々なお宅、お部屋を見せていただくのですが、

特に在宅介護をされている家はゴミ屋敷の一歩手前といった状況のお部屋が多く見受けられます。

整理整頓され片付いた家なら、きっと介護もしやすいのではないでしょうか?

実は「片付け」をするだけでもグンと介護は楽になります。

今回はそんな在宅介護に直面するお部屋の問題を考えてみたいと思います。

 

在宅介護を快適にするお部屋片づけ

 

 

1.自宅は実は介護に向いていない!?

自宅で介護をする理由は様々あるかと思いますが、

何も準備のないまま自宅に介護する家族を迎えたという方が多いです。

ところが、実は日本家屋は介護には不向きなのです。

ここでは、日本の住宅が介護に不向きな理由についてご説明します。

 

自宅での介護

 

1-1 一般の住宅は介護しやすい間取りとはいえない

現在はかなり変わってきましたが、昔ながらの戸建て住宅は部屋を細かく区切った間取りが多く見られます。

よってプライバシーは保たれますが、逆に目配りがしにくいというデメリットがあります。

介護される家族の状態によりますが、周りの家族が容体の変化に常に気を配らなければならず、

非常にストレスフルな環境となってしまうのです。

ストレスの多い家は、どんどん荒れてしまうものです。

 

1-2 リフォームしたら介護しやすくなるの?

それでは介護用ベッドを利用したり家のリフォームをしたら、介護しやすい家になるのでしょうか?

私たちが家を見る限り、手すりをつける、バリアフリーにするなどのリフォームは、

高齢者が安全に動けるためにはとても大切ですが、それだけでは十分とはいえません。

家具の配置がえやふすまなどの間仕切りの撤去なども一緒に行うことで、

引っ越しをすることなく介護しやすい家へと変えることが可能になります。

 

2.在宅介護で家は荒れやすくなってしまう

家族の介護は、覚悟はしていても突然やってくるものです。

在宅介護の場合、十分な準備もできないまま介護生活に突入します。

そして家はどんどん荒れていきます。

ここでは在宅介護で家が荒れていくプロセスについてご説明します。

 

2-1 介護に適した環境に整えたいけど

在宅で介護をするとなったら、まずは介護に適した環境に変える必要があります。

● 広い空間の確保(介護用ベッドを設置するためなど)
● 介護用品を収納するための場所を新設
● 見守りをしやすくする間取りの変更

ざっとあげてみましたが、いずれも家具の移動や間仕切り(ふすまなど)の取り外しなどかなりの重労働がはいるものばかりです。

本来であればこれらの準備を整えてから…といきたいのですが、いずれも短時間でできるものではありません。

そこまでの時間的余裕がなく、結局部屋を整えることができないまま介護生活に突入してしまう方は多いです。

 

2-2 介護生活が長くなるほど部屋は荒れる

無理に介護生活をそれまでの住環境にはめ込むとどんなことが起こるでしょうか?

どんなに几帳面なご家庭でも、介護する家族にかかりきりになり家事がどんどん中途半端になっていきます。

介護を前提とした空間になっていないため、家の中を片付けることができなくなってしまいます。

介護用品は出しっぱなしになり、中途半端に中断された掃除や洗濯。

実際、在宅介護が長期にわたっている家は非常に荒れていることが多いものです。

もちろんこれは、家事スキルの有無に関わらずどのご家庭にも起こりうることなのです。

 

3.業者の手を借りて、介護しやすい家に

今までご説明したように、在宅介護をスムーズに行うためにはリフォームも大切ですが、

家具の配置などを変えることも非常に有効です。

しかし、介護と生活で余裕がない方も多く自力での作業は難しいもの。

ここでは業者に依頼して部屋を片付けてもらうメリットについてご説明します。

 

3-1 業者の手を借りて、部屋をスッキリしよう

家を介護しやすくするためには、家具の移動など力仕事が必要です。

しかし介護と家事以外の時間を作ることはできません。

ですから、大きな家具の移動や不用品などの処分をまとめて回収業者に依頼することをおすすめします。

私たちはゴミ屋敷の片付けだけが仕事ではありません。

このような家具の移動やゴミをまとめて処分するなどの仕事もたくさん手掛けています。

業者の手を借りることで自分たちの体力を温存できますし、短期間で効率的に家を介護しやすい空間に整えることが可能になります。

メリットがたくさんありますので、ぜひご検討してみてはいかがでしょうか。

 

3-2 リフォームより部屋の片付けが効果的!?

介護目的でのリフォームですと、手すりをつけたり床をバリアフリーするなどを想定する方は多いでしょう。

もちろん転倒など事故防止には適していますが、それだけで介護しやすくなるわけではありません。

介護用ベッドが置ける広い空間を確保する、廊下にある荷物を片付けて通路を広くするなどでも

十分に介護に適した空間に整えることはできます。

広い部屋や通路を確保することは、介護する側にもメリットは大きいです。

もしかすると、こちらのほうが在宅介護にとっては有効かもしれません。

 

>>【参考コラム】

 

4.まとめ

ここまで、片付けが介護環境を良くするということをご説明してきました。

介護生活は突然始まるものです。それに対して自宅が対応していなければ、

介護する家族にも介護される方も快適な生活はできません。

しかしそれを一気に変えるのは家族だけでは無理があります。

私たちはそんな方々を「片付け」という面からサポートできると考えています。

大々的なリフォームよりも、空間を確保するための片付けで家族が気持ちよく在宅介護をできるような環境を作ることは可能です。

家が荒れてしまうのは誰の責任でもありません。どうかご自身を責めることなく、ぜひ私たち業者にご相談ください。

より介護がしやすい住まいのサポートをさせていただきます

 

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